ご挨拶

会長挨拶

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    ドラッグストアMD研究会
    会長 石田 岳彦

     ドラッグストアMD研究会(DMS)は、本格的なドラッグストアのマーチャンダイジング研究機関として、1995年9月に「ドラッグストアが真に社会に役立ち、価値のある業態とする」ために製(メーカー)、配(卸)、販(小売)、ストアサポーターの4者が集まり設立されました。
     これまでDMSでは「良い店作り」「強い店作り」「最強の店作り」のテーマに基づき、研究を重ね、参加企業の多くは大きな成功を手にしました。

     また、DMSが当初から掲げた「ドラッグストアの産業化」においても、1999年6月に日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)を設立させ、経済産業省の「商業統計」、総務省の「日本標準産業分類」に収載され、実現しました。2009年の薬事法改正時にJACDSは「国民のため、業界のため」に大きな力を発揮しました。今ではドラッグストアの売上高も6兆8,504億円(2017年度業界推計)まで発展し、2025年に10兆円産業化の達成を目指しております。

     しかし、わが国の現在は構造的な不況、薬事法改正による異業態からの参入、かねてからのオーバーストア、少子高齢、人口減少時代、消費者ニーズの変化などに直面し、今後のドラッグストアは、今までのMDでは対応できない売上減少の時代に突入したと言えます。
     そこで今後のDMSは、こうした新しい時代に対し、生活者の快適な生活サポートとセルフメディケーションの推進、超高齢社会における元気な高齢者(医療との連携)の構築を目指します。既存マーケットの構造的変化に対応するために、新たなカテゴリー、新たなフォーマットの構築が求められます。マーケットの変化の一つがドラッグストア商圏の「狭小商圏化」だと考えます。「狭小商圏型ドラッグストアフォーマットの構築」は、これらかのDMSの重要な研究テーマです。

     
     これからの新しい時代、DMSで新しいドラッグストア作りにご一緒に挑戦しませんか。皆様のご参加とますますのご発展を祈念申し上げます。